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10年ぐらい前だったか。
田舎から、東京にでてきて1年ほどたったころだったと思う。
田舎にいたころはネットで知り合った人と会ってみるしかホモセックスする方法がなかったが、
東京には、いわゆるハッテン場というものがいくらでもあり、そこに行けばスケベな経験ができるとはネットで分かっていた。
が、実際に行動に移す勇気まではなかった。
が、引っ越して、慣れない生活環境、窮屈な家庭、混迷を深めていた仕事に疲弊し、
『自分を押さえつけていた何か』が外れた。
気が付けば、以前からネットでみていた、SM系発展場の入り口に来ていた。
そこはマンションの一室で、外見からは全くその淫靡な空間がそこにあるとは想像もできない。
意を決して鉄のドアを開ける。
「はい、いらっしゃい」
玄関を入ると狭いキッチンがあり、そこに似つかわしくない事務用の机がある。
机にむかってパソコンを見ているがここのマスターらしい。
結構な歳のお爺さんだ。
「はじめてだね
入会金が●●円だけどいいかな?」
「はい」
確か、そんな会話をかわした。
その後、プロフィールシートを書かされた。
SなのかMなのか、両方なのか?
どんなプレイをしたいのか、されたいのか?
NGなことは何か?など。
結構、細かかったような気がする。
一通り、マスターはヒロシのプロフィールをパソコンに打ち込んだ。
「ロッカーはここ、シャワーはあっちね」
ロッカーはマスターが座っているデスクのすぐ脇だった。
マスターが手を伸ばせば、着替えている人の尻が触れるくらい近い。
それから赤くて長い布きれを渡された。
それが六尺というものだと初めて知った。
とりあえず、服をすべて脱ぎドキドキしながら全裸でシャワーへ行った。
シャワーといっても、普通の民家の風呂だ。
古くて浴槽は真四角で深い。洗い場も真四角で一人仕様。
シャワーを出て、六尺を持ったまましばらく立ち尽くしてしまった。
身に着け方が全く分からず固まっていると、マスターが見かねて
「なんだ、六尺もはじめてか?つけてやるからこっちへ来なさい」
「はい・・・」
六尺をもって、全裸のままマスターのデスクに向かった。
「ここを持っておけ」
「はい」
キュッと力強く締め付けられると、六尺が尻と腹の肉に食い込んで
「あっ!」と声が出てしまった。
服を着たままの爺さんに全裸の状態で六尺を締められているシュツエーションが恥辱的で感じてしまった。
「じゃあそのふすまの先が談話室だから、そこでお相手見つけて。
誘われて嫌だったら断っても何ら、問題ないから」
「はい・・・」
緊張で身体がガタガタ震えているのが自分でもわかったが、意を決してふすまをそっと開けた・・・・。
- 2016/12/05(月) 09:52:12|
- ハッテン場(ゲイ・バイ)
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