上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
- --/--/--(--) --:--:--|
- スポンサー広告
-
-
ブログを楽しみにされているとのメッセージをちょいちょい、ツイッターでいただくようになりました。
とてもうれしく、また気が引き締まる思いです。
ヒロシ
---
ふすまをあけると薄暗い部屋に小さなちゃぶ台が真ん中にあった。
角には年代物のテレビがおいてあり、何か番組が流れていたが内容は忘れた。
談話室の奥にはカーテンで仕切られたもう一つの部屋があるようだ。
ピシッ! ピシッ!
という、素肌を平手でたたいたような音が響き渡り、それに合わせて
「あっ! ああっ!」と悲鳴なような声が聞こえた。
奥の部屋はプレールームになっているのだ。
カーテンの奥ではすでに、一組がプレーをしているようだ。
まさに、布一枚隔てた向こうの部屋ではSMが行われているのだ。
さらに緊張感が高なり、自分の鼓動で自分が揺れているような感覚になった。
目をちゃぶ台の周りに下ろすと、赤い六尺の小柄でやせて顔を赤らめているキモイオヤジ、
柄の入った六尺の少しガタイ良いのボーズ頭で目つきの鋭い中年、
白い六尺の白髪交じりの課長風な中肉眼鏡のオヤジがいた。
ヒロシは三人の視線を一身に受け、六尺一丁の身体を小刻みに震わせながら、
ちゃぶ台の一角に腰を下ろした。
尻が丸見えで、少しずれれば全てが露わになってしまう。
なんて卑猥な格好なのだろう。。。
赤のオヤジは相変わらず赤い顔で恥ずかしそうに視線を下にそむけた。キモイ。。。
柄の中年はカーテンの向こうが気になるらしく、しきりに後ろに振り返ってはカーテンを捲ってのぞいている。
白の白髪眼鏡オヤジはギラギラした視線をこちらに向けている。
や、やばい。。。
あのオヤジにヤラレルかも。。。
そのとき、不意にふすまが空いた。
マスターが、ヒロシのプロフィールをファイルに追加してちゃぶ台に置いた。
マスターがキッチンに引っ込むと、真っ先に白髪眼鏡のオヤジがファイルに手を伸ばした。
鋭い目つきでファイルに目を落としてはこちらをチラッと見てを何度か繰り返していた。
絶対自分のプロフをチェックをしている。。。
ヒロシは確信した。
白髪眼鏡オヤジはファイルを置くと怖い顔をして近づいてきた。
いよいよ やばい。。。
身体がガタガタ震える。
「来い」
ぶっきらぼうに言うと、ヒロシの腕を力強くつかみ、プレールームに引きずり込んだ。。。
つづく
- 2016/12/08(木) 11:43:13|
- ハッテン場(ゲイ・バイ)
-
-
| コメント:0